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ゴルフ名言集

ジェイ・ハース

ジェイ・ハース

「ゴルフには(防御)ディフェンスが無い誰のジャも出来ない代わりに、誰の助けも得られない ゴルフは、自分次第なんだ・・」

これは朝日新聞11月10日夕刊「米国ゴルフツアー 素顔のプロたち」に載っていたなかからの抜粋。
レポーターは、米国に住み、主に米ツアーをカバーするゴルフジャーナリスト
「週刊ゴルフダイジェスト」でもお馴染みの舩越園子さん。

ハースはいう。 「野球なら打った球キャッチして止められる。フットボールならタックルして相手を阻止できる。でもゴルフは競り合う相手が打ったボールを止めることはできない。誰の邪魔もできないかわりに、誰の助けも得られない。要するに自分次第なんだ」

ハースはもうすぐ51歳をむかえるシニアプロだが、現役ツアーの第一線で活躍中なのだ。
ハースが『自分次第』と目覚めたとみえるのはシニア入りぎりぎりの49歳のとき。

この飛躍の原動力は何なのか。
「肩を痛めた2000年は、もう年だと捨て鉢になりかけたが、若い選手でさえ必死にトレーニングしているのに刺激され、老体の柔軟性を維持するために49歳からエアロビクスを始めた」
つまり違う自分、ステップアップした自分をつくるために努力したわけである。
その結果、冒頭のような言葉を舩越さんの前に吐露したのである。

ジェイ・ハース


1953年、米国ミズリー州生まれ。名門ウェイクフォレスト大学出身。
76年プロ入り。
ツアーでは中堅として活躍していたが、シニア入りを目前にした03年、急浮上。
シニア世代の星として注目されている。通算9勝。

ゲーリー・プレイヤー 

ゲーリー・プレイヤー 

「ゴルファーの最大の敵は自分であり、他の誰でもない」

ゴルフという競技の本質をついた言葉である。
ゴルフにおける闘いとは、自分とコースと相手との相関関係において成立する。
特にストロークプレーにおいては特定多数のプレーヤーとスコアを競うのだから、目の前の相手に勝ったからといって優勝できるとは限らない。
だから、自分の意志どおり、最高のマネージメントどおりにプレーして結果を待つということが大事になるわけだ。
そのためには、目の前の相手に一喜一憂することなく、自分のプレーをすることである。
また、自分が最高のプレーをしても誰かが、それ以上のプレーをすればその人に勝ちをゆずることになるのも、ゴルフ競技の奥深いところであろう。
トーナメントで優勝争いしている人に、インタビューするとたいていのプレーヤーが「自分のゴルフをするだけです」というのは、この名言を体感して知っているからだろう。
そしてこの名言を吐いた人がゲーリーだったからこそ、真に迫ると思うのは筆者だけではないだろう。  168センチという小柄な体格ながら、ハードな練習、ボディビルで毎日鍛錬することを己に課し、強靭な体力をつくりあげ、パーマー、ニクラスとともに『ビッグスリー』と呼ばれ、世界に君臨した。努力の人なのである。
ゲーリーがこの名言を吐くバックボーンは、自分の故郷南アで見たハリー・バードンの模範試合であったという。
バードンが氷のように冷静で、同伴競技者を忘れ、哲学的冷静さと思える態度でプレーすることに感銘し、自分もこのようなゴルファーになろうと決意したというのである。禁欲的で黒づくめのいでたち、精悍なイメージで『黒豹』とニックネーム。
また愛馬に『ニンタイ』(そう、日本語の忍耐です)と名づけた男だからこそ、この名言がいちだんとリアリティを帯びるのである。

■ゲーリー・プレーヤー


1935年、南アの生まれ。53年ツアー参加以来、世界各地のトーナメントで優勝。PGAツアーで24勝。メジャーも8勝し、グランドスラマーにもなっている。ほか各国、シニア勝利数は95回に及ぶ。合計119勝。まさに世界を駈ける『黒豹』で、パーマー、ニクラスとともに「ビッグスリー」と呼ばれ、人気を博した。親日家でもあり、青木功とは大の仲良しで、故郷南アの自宅の牧場に招待し、青木の口癖である「忍耐」を愛馬の名前としたエピソードも残っている。


グラントライド・ライス

グラントライド・ライス 

「ゴルフは20パーセントが力学と技術である。残りの80%は哲学、ユーモア、悲劇、ロマンス、友情、へそ曲がり、そして会話である」

スポーツライターのグラントランド・ライスの言葉。
これは『リンクスランドより』(永井淳・著 東京書籍・刊)に載っていたが、達意の文章なのでそのまま抜粋する。
「つまりゴルフはスポーツにしてスポーツにあらず、筋肉はどちらかといえば脇役で、主役は心理というわけだ。メンタルな要素を持つスポーツはほかにもたくさんあるが、ゴルフほど考える時間は多くない。たとえば四時間のラウンド(試合時間)中、筋肉を動かしてボールを打つ時間よりも、歩きながらあれこれ考える時間のほうが圧倒的に多いスポーツがほかにあるだろうか。
思考は人を懐疑的にする。一筋縄ではいかないこの性格がゴルフの最大の魅力であり、同時に中毒性の原因でもある」
ゴルフ好きで有名なイギリス生まれの作家、P・G・ウッドハウスのある短編に登場するゴルファーの述懐なのだそうだ。
これも前回と同じく『リンクスランドより』(永井淳・著 東京書籍・刊)の抜粋であるが、引用を続ける。

「温厚篤実、常識円満で非のうちどころのない社会生活を送っている人間が、ことゴルフに関しては常軌を逸して極端に走る傾向を多分に戯画化したせりふだから、額面どうりには受けとれないにせよ、
ゴルファーという人種の精神構造を象徴的に表した言葉とうなずける一面もある。
ゴルファーとクラブの関係は、恋愛に完全主義に似ている。
現実には理想の恋人(クラブ)を求めて遍歴を重ねるところが両者に共通している。
そしてついにその努力が徒労に終わるところも」


ジャック・バーク

ジャック・バーク
1923年米国生まれ。
父親もプロで3歳でクラブを握り、19歳でプロ入り。
1956年、マスターズ、全米プロに優勝した戦績もだが、ゴルフ指導者としても知られている。
著書『ゴルフの極意』(原題Natural Way to Better)は、近代アメリカゴルフ理論を初めて日本に紹介したとしてつとに有名。
2度も来日し、親日家でもあった。

ジャック・バーグ

ゴルフ名言集 ジャック・バーグ

ゴルフはミスのゲームである。
ボウリングのように300ピンでパーフェークトということがない。
パー72として18ホール全部バーディだとして54。
このスコアを出した人は未だ皆無だし、またこのスコアをパーフェークトというにも異論があろう。
つまり、どんな名人才人であろうとミスはするものなのだ。


ジャック・バーグ 「今終わったショットはすぐ忘れて、次のショットへ集中すべし」

大事なのはミスをしたことを忘れること、気持ちを切り換えて次のショットに向かえと、この名言はいってるのだが、これがまた凡人には難しいものなのである。後悔は詮ないものと知ってはいながら、ふっきれないのが人間なのだ。

タイガー・ウッズは「10ヤードルール」を実践している。
10ヤード歩く間にミスを犯した自分を機械的にクールダウンさせるメンタル・ルーティンだ。気持ちを切り換える心理方法が科学的になったとはいえ、ゴルフの本質はジャック・バークの50年代と少しも変わっててはいないのである。

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