爪の水虫と 薬
爪水虫の薬といえば、パッと頭に浮かぶのは塗り薬だと思います。
テレビのCMなどで、よく宣伝している水虫の薬のイメージが強いと思うのですが、塗り薬や、スプレーなどが水虫の薬だと思っている人も多いと思います。
これが、爪の水虫だとちょっと話が違ってくるのです。
通常、爪水虫は足の水虫を治さず放っておいた結果、足から爪に水虫の原因菌である白癬菌が移り感染することが多いといわれています。
一度爪に白癬菌が入り込むと、爪に白癬菌が住み着いてしまい水虫の菌を撒き散らすので、足の水虫の治りも悪くなってしまいます。
すなわち、この爪の水虫を治さない限り、足の水虫が治ることはありません。
さて、爪の水虫の薬について少しお話しましょう。
一般的に、足の水虫はスプレーや塗り薬といった外用薬を用いて治療することが多いですが、爪は硬い組織であるため、外用薬ではどうしても爪の内部まで薬が届かず、効果がほとんど出てくれません。
そこで、爪の水虫の場合には、抗真菌剤の飲み薬が処方されます。
抗真菌剤を内服すると、胃腸から吸収されて皮膚や爪に運ばれ、そこで効果を発揮してくれるわけです。
爪の水虫の飲み薬としては、1997年にテルビナフィンという薬が、1999年にはイトラコナゾールという薬が爪水虫に使用することが可能となり、その治療法にも大きな変化が出てきました。
これらの薬は、1日1回の内服で効果があり、以前から使われてきたグリセオフルビンという薬とは異なり、白癬菌の殺菌作用があります。
この2つの爪の水虫の薬は、人間のケラチンと結合しやすい特長があり、皮膚の角質層や爪の内部へ浸透でき、一旦入り込むと長期間そこに留まっています。
また、イトラコナゾールは薬の内服を止めてからも白癬菌に対する効果が持続するので、爪の水虫の治療期間を大幅に短縮できるようになりました。
これらの爪水虫の薬を服用して1~2ヶ月すると、薬の効果が目に見えてわかってきます。
内服を途中でやめたりせずにじっくりと爪水虫と向き合いましょう。