白内障の手術
白内障の最も有効な治療法は手術をすることです。
白内障とは水晶体が濁るという症状ですので、これを取り出して人工のレンズに入れ替えてセットするというのが、白内障手術の大きな流れとなります。
手術にかかる時間は、準備の時間を除けば30分程度で終了します。
現在では白内障手術だけなら日帰り治療もごく普通に行われています。
白内障手術の流れは、まず術前の検査を一通り行って手術の準備をします。
手術直前(2日前や前日)に最終的な検査をして、手術を開始します。
手術前にはいくつかの種類の目薬をさして、それから麻酔と消毒をしていきます。
準備が整ったら、白内障で濁った水晶体を取り出して新しいレンズを入れていきます。
手術中は麻酔がきいているのでほとんど痛みはありませんが意識ははっきりとしています。
手術中に目を動かしてくださいというような指示をされる事がありますのでその時には指示された方向に目を動かします。
また途中で少し目をおされているような圧迫感を感じるということもあります。
通常はないことですが、手術中にあまりにも痛かったり気分が悪くなったらすぐに医師に伝えましょう。白内障手術のあとは点滴が外れるまでの間は横になっていますが、それが終わればすぐ帰宅できます。
ガーゼの眼帯を付けたまま翌日まで静かに過ごしておくと良いでしょう。あまり激しい運動をしたり洗顔はできません。白内障手術後、翌日の検査でガーゼの眼帯が外れますので、その後は寝るときに別の眼帯などを使うことがあります。
また、白内障手術後の薬ですが、飲み薬が数日分と、点眼薬を使います。点眼薬は2ヶ月前後の期間必ず使って下さいという指示があります。指定された期間きちんと点眼薬を使って下さい。手術後しばらくは目がごろごろするような感じがあったり、充血や目やにが出ますが、月日がたつとだんだんおさまってきます。
白内障の手術は、いつしなければならないという決まりはありません。
見えにくくてもそれがとても困るというほどでなければ手術する必要はないかもしれませんし、視力が良くても手術して治したい、というふうに考える方もいます。
「手術してでもどうしても治したい」と思った時が白内障手術のタイミングといえるでしょう。
ただし、特殊な例で、膨化白内障という急激な進行性のものであったり、糖尿病網膜症の治療が必要になりそうな場合、緑内障発作をおさえるためなどのケースでは医師がすぐ手術することを薦めてきます。
他の病気治療や、あるいは予防の期待ができる機会のうちに手術したほうがその後の治療にも都合が良いという説明があるかと思いますので、説明を聞いてどうするかを決めましょう。