温泉と温泉健康法

日本には温泉がたくさんあり、温泉大国といわれています。
実際、日本の温泉数は世界一位で、2800ヶ所近くの温泉があるそうです。
その温泉にはさまざまな病気に効果があるとして、温泉を利用して病気を治療する「湯治」が古くから行われています。

温泉の効果としては、温泉水に含まれている化学成分が、入浴によって皮膚から体の中へ浸透したり、また、飲泉によって胃腸などの消化器官から吸収されることで、さまざまな薬理効果が期待できること。
また、湯の中での体重は、約9分の1の軽さになるそうです。
この体に受ける浮力を利用することで、腰痛や関節痛、運動障害のある方は、リハビリテーションとしての効果を得ることができます。
さらには、温泉の熱によって新陳代謝を活発にし、体内にある不純物を体外に排出させたり、筋肉や関節をやわらげてくれるので、痛みや疲れが早く解消してくれたりします。

温泉地の場所や気候によって効果も違ってきます。
例えば、緑の多い森や林に囲まれた温泉地では、森林浴の効果が得られます。
森林には、気持ちを静める効果や、樹林が出す「気」や「殺菌作用」があり、心や体の疲れが自然に取り除かれる効果があります。
高原山岳地帯、海浜地帯の温泉地は、循環器系の病気の人には最適です。
高原山岳地帯や海浜地帯は、紫外線が強く気圧の関係もあって、人間の体はよりいっそうの酸素を取り入れる働きが強まります。
その結果、呼吸運動を活発にし、造血臓器も刺激されます。

これほどのさまざまな効果がある温泉、温泉の療養効果には、近代医学においても高く評価されていますが、利用しすぎるのもよくありません。

入浴回数は、健康な人で1日2回、多くても3回といわれています。
また、乳幼児や、高齢者、体の弱い人、病後の人は1日2回が限度だそうです。
これ以上入ると逆効果になる恐れがあるので注意が必要です。